SDGsへの取り組み
私たちは、
たたかない・怒鳴らない子育て『ポジティブ・ディシプリン®︎』の普及にとどまらず
子どもの発達や子どもの権利についての理解をともに分かち合い
養育者が安心して子育てができ
子どもが安心安全に健やかに育つ社会の創造のため
様々な活動を行なっております。
私たちの、地道な取り組みは、大海の一滴であろうとも
17の目標からなる国連のSDGsの達成にもつながるものと考えています。
平和と公正をすべての人に


2006年、国連事務総⻑の依頼により実施された「子どもに対する暴力」の調査・研究の実施報告によると、世界中の子どもたちが家庭を 含むあらゆる場所で、日常的な暴力にさらされていることが明らかとなりました。
報告書は、家庭における暴力をなくすためには養育者を支援するプログラム開発が必要とし、それらのプログラムは文化的に適切で、人権と科学的根拠に基づいていなければならないと提言しました。
1919年に設立されたセーブ・ザ・チルドレンは、各国における経験を総括し、
また家庭における暴力を伴う子育て(体罰、罰、虐待等)、しつけの名の下に⻑い間、黙認されてきた懲罰を含む子育てをなくす取り組みとして、 本プログラム「ポジティブ・ディシプリン」の開発に着手することとなりました。
私たちは、ポジティブ・ディシプリン・プログラムの普及活動を通じて、
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あらゆる場所において、全ての形態の暴力及び暴力に関連する死亡率を大幅に減少させる
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子どもに対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する
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あらゆる場所におけるすべての女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃する
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人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性および女子に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する
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公共のサービス、インフラ、および社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する
の目標に世界とともに取り組み
持続可能な開発に向け、平和で包摂的な社会を目指します。
パートナーシップで目標を達成しよう

ポジティブ・ディシプリンは、2007年に
子ども支援専門の国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンが
児童臨床心理学者のジョーン・ E・デュラント博士と共に開発をした
養育者支援プログラムです。
ポジティブ・ディシプリンの開発においては
1979年に世界で初めて家庭を含むあらゆる場所における体罰を禁止したスウェーデンの セーブ・ザ・チルドレンが中心的役割を果たしました。
文化の違いに配慮したプログラムの開発を目指し
まず開発者らの活動基盤のあったタイとカナダで開発が始まり
フィジー・香港・ 日本・タイの養育者や若者らとのコンサルテーションによる評価を 行った後、カナダ・カンボジア・韓国・フィジー・モンゴル・ルー マニアにおける試行的なプログラムの実施を経ました。
2019年6月現在、ポジティブ・ディシプリンは、日本をはじめとした36カ国以上で 普及されています。
プログラム開発チームからマスタートレーナーが各国へ赴き、 ファシリテーター養成研修を実施し、質の高いプログラムを維 持するための継続的な相談・支援制度を採用しています。
2020年4月、公益財団法人日本財団により、
「体罰によらない子育てプログラム『ポジティブ・ディシプリン』の実施」事業として
助成事業のご採択を頂きました。
本プログラム実施を、
公益財団法人日本財団やNPO法人きづく ポジティブ・ディシプリン日本事務局 をはじめとする様々な団体とパートナーシップを組み
持続可能な開発に向け、子どもに対する罰のない社会づくりを通し、平和で包摂的な社会を目指します。

(特非)にじいろクレヨン
@宮城石巻