日本財団助成プログラム報告
2019年、公益財団法人日本財団様より、事業名『体罰によらない子育てプログラム「ポジティブ・ディシプリン」の実施』を助成プログラムとして採択いただきました。新型コロナウイルス感染症の発生による混乱の期間も含め、2023年度まで4年間ご支援を受けた成果をご報告いたします。
01 Assignment
プログラムを実施する
養育者の養育行動を前向きなものに変容していくポジティブ・ディシプリン®︎・プログラムを208名へ、体験版プログラムを163名へ、支援者版プログラムを45名の方へお届けしました。
02 Assignment
ファシリテーターを養成する
プログラムを地域で安定的に開催できるよう、4つの地域に養育者の養育行動の変容を促す質の高いプログラムファシリテーターを養成しました。
03 Assignment
ポジティブ・ディシプリン®︎の虐待予防への効果を示す
虐待の一次予防策として、養育者支援プログラムへの社会的投資を促すため、効果検証を行い、社会へ発信しました。
03-1
Homepageでの公表
ポジティブ・ディシプリン®︎は、プログラムが養育者の子育てへの考え方にどのような影響を与えるかを検証しています。プログラム前後に行う質問紙調査から、プログラムの開発団体によって分析されたデータを、ホームページに掲載しSNSを通じてご報告をしました。
03-3
小冊子の作成
ポジティブ・ディシプリン®︎の概要にとどまらず、プログラム効果についてや実際の参加者の声、主催団体から見たプログラムの価値などをご紹介しています。プログラムをより身近に感じ、何が期待できるか感じていただける小冊子を作成しました。下のボタンから、ダウンロードができます。
03-2
日本子ども虐待防止学会で発表
2023年11月26日日本子ども虐待防止学会第29回学術集会滋賀大会において、ポスター発表を行いました。
子育てに関する考え(信念)と行動の関わりと、ポジティブ・ディシプリン®︎が信念や行動にどのような変化をもたらすかについて研究いたしました。
ありがとうございました
日本財団様のご支援のおかげで、ポジティブ・ディシプリン®︎を養育者の皆さんへ届けるため協働団体の皆様との連携を最大限実現できました。そして、自力ではとても不可能な規模でプログラムが実施できました。
心より御礼申し上げます。
活動報告はCANPANサイトからご確認いただけます。
2023年度、ポジティブ・ディシプリン®︎日本事務局が採択を受け、普及拡大プロジェクトが展開されています。
養育者の方が、“前向きな子育て”を学べる環境が身近に支えとしてある社会になりますよう、引き続き活動してまいります。