top of page
  • 執筆者の写真ポジティブ・ディシプリン コミュニティ

書籍「子どもへの体罰を根絶するために」にて弊団体が紹介されました


この度、明石書店から発売されました書籍

「子どもへの体罰を根絶するために 〜臨床家・実務者のためのガイダンス〜」

エリザベス・T・ガースホフ / シャウナ・J・リー 編 溝口史剛 訳


にて、p.129からp.143に渡り、ポジティブ・ディシプリンが紹介されました。

書籍の中では、15の体罰を減らすためのプログラムや介入方法が紹介されています。

そのうちのグループセッションでの介入プログラムの一つとして紹介されました。

また、文中、弊団体が日本における普及団体としてご紹介を受けました。

これからも、日本国内の罰によらない子育ての普及をすすめてまいります。

本年は、公益財団法人 日本財団様とともに『体罰によらない子育てプログラム「ポジティブ・ディシプリン」の実施』において、国内に「ポジティブ・ディシプリン」をご紹介してまいります。


なお、

エリザベス・T・ガースホフ教授は、体罰が子どもに悪影響を与えることを示唆するメタ分析研究で著名な研究者です。

「Corporal Punishmentby Parents and Associated Child Behaviors and Experiences: A Meta-Analytic and Theoretical Review(2002)」(英語)


こちらの記事でも研究について紹介されています。

NEWSWEEK「子どもを叩かないで!体罰の影響を科学的に研究」(2017年11月)



ポジティブ・ディシプリンは、Save the Children とカナダ マニトバ大学 の Joan Durrant博士によって開発されました。


2006年、国連事務総⻑の依頼により実施された「⼦どもに対する暴⼒」の調査・研究の実施報告によると、世界中の⼦どもたちが家庭を含むあらゆる場所で、⽇常的な暴⼒にさらされていることが明らかとなりました。


• 報告書は、家庭における暴⼒をなくすためには養育者を⽀援するプログラム開発が必要とし、それらのプログラムは⽂化的に適切で、⼈権と科学的根拠に基づいていなければならないと提⾔しました。

• 1919年に設⽴されたセーブ・ザ・チルドレンは、各各国における経験を総括し、また家庭における暴⼒を伴う⼦育て、しつけの名の下に⻑い間、黙認されてきた懲罰を含む⼦育てをなくす取り組みとして、本プログラムの開発に着⼿しました。


現在、ポジティブ・ディシプリンの日本国内の普及については、公益社団法⼈セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンにより、以下のように定められています。

2019年4⽉以降、公益社団法⼈セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、ポジティブ・ディシプリンのプログラム実施およびファシリテーター養成活動を外部の連携/協⼒団体へ移管しています。今後はこれらの団体とのパートナーシップを通じ、引き続き⼦どもに対する罰のない社会づくりを⽬指しています。


主な外部連携/協⼒団体(2020年現在):

●きづくkids-ku/ ポジティブ・ディシプリン⽇本事務局

⽇本国内のファシリテーターの養成を担うカントリー・トレーナーが設⽴した団体です。

国内で活動するファシリテーターの認定/養成や効果測定を含む事務局機能を担っています。

●⼀般社団法⼈ポジティブ・ディシプリンコミュニティ

正式なトレーニングを受けた認定ファシリテーターが設⽴した団体です。2020年現在、主に、都内や⾸都圏におけるポジティブ・ディシプリン普及を担っています。


ポジティブ・ディシプリンの取材、ファシリテーターに関するお問い合わせは

きづくkids-ku/ ポジティブ・ディシプリン⽇本事務局が窓口をしております。

団体HP: www.kids-ku.org

問い合わせ先: info@kids-ku.org


なお、本書籍のポジティブ・ディシプリンの記載に、一部訂正がございますのでご報告申し上げます。

https://www.akashi.co.jp/book/b509586.html (明石書店HPにリンク)


bottom of page